- 今年も台風の時期がやってきた
- 台風が来る前に食べ物を買っておかなきゃ
- 今からスーパーに行って台風に備えないと
- でも何を買ったらいい?
そんな悩みを解決します。
- 台風に備えるための食べ物が分かる
- 台風前にスーパーでなくなる食べ物が分かる
- 食べ物以外に準備しておくものが分かる
「台風が来るから今日のうちに食べ物を買っておかなくちゃ!」と思ってスーパーやコンビニに行ったものの、ほとんど売り切れていて何も買えなかった経験はありませんか?
やはりみんな考えることは同じで、台風前は食べ物が早い者勝ちになってしまいます。
かといって早めに備えておこうと思っても、何を買ったらいいか分かりづらいですよね。
本記事では「台風前にスーパーからなくなってしまう食べ物」「台風に備えるための食べ物」「食べ物以外に備えておくもの」を紹介します。
台風が来る前に食べ物を備えられるようになり、前日に焦ることがなくなりますよ
台風に備えるための食料は「3~7日分」が目安
前提として台風に備えるためには「3~7日分」を目安に食料を買っておきましょう。
規模の大きい台風だと、ライフラインが止まってしまうことがあるためです。
ライフラインとは「電気・水道・ガス」のことで、ライフラインが止まってしまうと復旧に時間がかかるかもしれません。
東日本大震災・阪神淡路大震災が発生したときに、ライフラインが復旧した日数は下記の通りです。
ライフライン | 東日本大震災 | 阪神淡路大震災 |
電気 | 6日 | 2日 |
水道 | 24日 | 37日 |
ガス | 34日 | 61日 |
「3~7日分の食料では足りない」と思われたかもしれませんが、災害時には行政からの支援があります。
災害の規模によりますが約1週間で支援物資が届くことが多いため、食料は「3~7日分」を目安とするのが良いのです。
スーパーでなくなってしまう食べ物
台風が近くなるとスーパーから食べ物がなくなりやすいため注意しましょう。
なくなりやすい食べ物は、以下の通りです。
- 水
- パン
- カップ麺
- レトルト食品
- パックご飯
- 缶詰
- お菓子
保存に適しているものや、調理の手間が少ない食べ物ばかり。
上記食べ物は比較的早くなくなりやすいので、台風が来る前日には手に入らないと思ったほうが良いでしょう。
台風に備えた買い物は早めに
仕事の都合などで買いに行けないこともあるでしょうが、台風によって日常生活が脅かされることは避けたいもの。
台風が来る直前に食べ物を買おうとしても他の人も同じことを考えるでしょう。
そのため台風が近いと分かった時点で、早めに行動することが重要です。
台風に備えるために買っておくべき食べ物
台風に備えるために買っておきべきは、以下の食べ物です。
- 水
- 菓子パン
- 缶詰
- カップ麺・インスタントラーメン
- 乾麺
- レトルト食品(カレーやパスタソース)
- パックご飯・パウチおにぎり
- プロテインやバランス栄養食
- お菓子
- 日持ちする食材・野菜
ひとつずつ紹介します。
水
食べ物も大事ですが、水は最優先に用意しましょう。
私たち人間は水がないと生きていけませんし、非常食も水がないと調理すらできないものが多いからです。
台風の影響で一時的に断水してしまう可能性もありますから、ペットボトルの水を買っておくことをおすすめします。
もし水がすでに売り切れてしまっていたら、麦茶で代用できます。
調理では使えませんが、水分補給に最適なのが麦茶です。
コーヒーや紅茶で水分補給をまかなえるように思えますが、カフェインを含んでいるものは利尿効果がありますから水分補給に適していません。
むしろ断水しているときに何度もトイレに行きたくなるのは不便でしょう。
水がない場合は麦茶で代用できますが、調理にも活用できる水が汎用的で便利です。
水の備蓄については生活用水を備蓄して災害対策を始めよう|「腐る」を防ぐ備蓄アイデアと注意点も紹介で詳しく紹介しています。
菓子パン
電気もガスも使わず、袋を開ければすぐに食べられる菓子パンは台風に備える食べ物に向いています。
その分競争率が高く、台風が来る前日にはほとんどなくなってしまうのです。
もし被害が少なかったとしても、普段の生活で食べればいいだけなので「せっかく買ったのに捨ててしまう」心配がありません。
人気の菓子パンは手に入れるのが難しいかもしれませんが、調理せず食べられるので買えるなら買っておきましょう。
「パンくらいなら家に常備しておきたい」と考えている人はパンの缶詰がおすすめです。
デニッシュパンなので柔らくて美味しいパンが食べられますから、パンの缶詰も選択肢にいれてみてはいかがですか?
缶詰
災害に備える食べ物の定番といれば缶詰です。
菓子パン同様、缶を開ければ食べられるので、備蓄に向いているのです。
- サバやいわし
- カレー
- おでん
最近の缶詰はバリエーションが豊富なため、普段の料理から使えるものばかりです。
もし普段から缶詰を使って料理していたら、災害時でも日常の味が食べられるので、気持ち的にも落ち着けます。
この機会に普段の食事に缶詰を使ってみませんか?
カップ麺・インスタントラーメン
カップ麺・インスタントラーメンも人気です。
お湯さえあれば食べられるので非常食としても優秀ですし、1個でお腹も満たしやすいのです。
もしガスが使えるのなら、カップ麺ではなくインスタントラーメンも検討できます。
普段からストックしておけば時間のない日の食事にもできますから、台風が来るからではなく、一定数を常備しておくと便利ですよ。
乾麺
以下のような乾麺も台風に備える食べ物です。
- パスタ
- そば
- うどん
乾麺は保存もでき、かつ調理しやすいため災害向きと言えます。
たとえばパスタソースがあれば、水と火が使えれば食べられます。
そばやうどんも麺を茹でて、めんつゆで味付けするだけで食べられるでしょう。
普段から乾麺を食べる方は、なるべく多めに買っておくと災害対策になります。
レトルト食品
調理が簡単なレトルト食品は、台風に備える食べ物として最適です。
- カレー
- パスタソース
上記は定番のレトルト食品で、今はさまざまな種類があり、家族の好みに合わせて買っておけます。
普段の食事にも使えますから、レトルト食品を普段から備えておきましょう。
パックご飯・パウチおにぎり
災害時に役立つのがパックご飯・パウチおにぎりです。
パックご飯は日常的に使えるため我が家も常備しています。
- お米を炊くの忘れた
- おかわりしたいけど冷凍ご飯がない
上記のようなちょっとしたときに活用できますから、非常に助かっています。
またパウチおにぎりは水やお湯を注げば食べられるので、電気やガスを使えないときに役立ちます。
プロテインやバランス栄養食
災害時には不足しがちな栄養も取れるプロテインは、常温保存できる非常食です。
牛乳や水で溶かすだけで飲めますから、普段はもちろん災害時にも重宝します。
またバランス栄養食は、以下が代表的です。
- カロリーメイト
- クリーム玄米ブラン
最近では置き換えダイエットとして、朝食にプロテインやバランス栄養食を食べている人が多いそう。
日常的に使いつつ、災害時に役立つプロテインやバランス栄養食を今のうちに活用してみてはいかがですか?
お菓子
台風前にはお菓子も早くになくなってしまいます。
食事とは言えませんが、お菓子も調理せず食べられるので災害対策として好まれやすいのです。
特に子どものいる家庭には合っているでしょう。
- チョコレート
- クッキー
- ビスケット
長期保存用お菓子としてなら、以下のお菓子が災害向けに作られているため、台風に限らず災害対策全般に向いていますよ。
- えいようかん
- チョコえいようかん
日持ちする食材・野菜
以下のような日持ちする食材・野菜も台風への備えに向いています。
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- かぼちゃ
いずれも常温保存できる食材・野菜です。
電気が止まってしまうと冷蔵庫が使えませんから、食材がダメになってしまうことも。
そのため常温保存できる食材は災害全般に向いていますので、生活の知恵として覚えておくと便利です。
台風が来る前に買っておくもの|停電に備える
台風が来る前に買っておく食べ物を紹介しました。
しかし実は食べ物以外にも用意しておくべきものがあります。
- カセットコンロとガスボンベ
- ラップやアルミホイル
- 缶切り
台風で最も起こりやすいのが「停電」です。
停電に備えるのも台風への備えとして必要だと知っておくと、準備万全にできます。
停電に役立つ防災グッズについては停電に役立つ対策グッズで災害に備える|事前準備で慌てないようにで詳しく解説しています。
カセットコンロとガスボンベ
災害用にカセットコンロとガスボンベは持っておきましょう。
台風によって停電が起こり、コンロによっては電気が止まると使えないからです。
我が家ではコンロの着火に「乾電池を使うタイプ」を選んでいます。
それでもカセットコンロは用意していて、それはガスが止まったときに備えてです。
もし今住んでいる家がオール電化なら、カセットコンロとガスボンベは停電時に活躍しますから必ず用意しましょう。
ラップやアルミホイル
ラップやアルミホイルで洗い物を減らせます。
停電が起こるとお湯が使えずお湯を沸かせなくなります。
冬の場合、水で洗い物をするのは手が凍えてしまうでしょう。
ですからラップやアルミホイルを皿に巻いて食べれば、洗い物を出さずに済みます。
ラップを体に巻けば防寒にもなりますし、ケガをした際にも使える万能防災グッズなのです。
普段から使っているラップやアルミホイルは防災グッズになるので、ストックを多めに持っておきましょう。
缶切り
念のため缶切りをひとつ持っておきましょう。
缶詰を食べようとしても、開けられなければ食べられないからです。
今は缶切りなしで開けられるものが多いのですが、中には缶切りが必要な場合もあります。
普段は必要なくても非常時には必要になるかもしれませんので、念のためひとつは用意しておくと不測の事態に備えられます。
台風対策は食べ物以外にも必要
「台風対策に必要な食べ物」「食べ物に関わるグッズ」を紹介しました。
ここからは食べ物関係以外にも必要な防災グッズを紹介します。
暑さ対策と寒さ対策
季節に合わせた防災グッズも忘れずに用意しましょう。
- 夏:扇子やうちわ
- 冬:ホッカイロ
特に夏は停電が起きてしまうと食材が傷みやすく、食べ物に困ってしまう可能性が高くなります。
ペットボトルの水を凍らせておくと、しばらくは冷蔵庫の温度を維持してくれるので「その間に食材を使う」といった行動ができます。
もしくはクーラーボックスに使うこともできるでしょう。
冬の寒さは命にも関わりますので、ホッカイロなどで体を温める準備が必要です。
季節によって危険が変わりますから、その時々に合わせて対策しましょう。
断水に備えて水を溜めておく
台風が来る前にお風呂に水を溜めておくようにしましょう。
特にマンションの場合、停電が起きると水を吸い上げるポンプが止まってしまいます。
飲料水は別で用意するとして、生活用水を溜めておけば電気復旧まで凌げます。
まとめ|台風に備えた食べ物は早めに用意
以上が「台風前にスーパーからなくなってしまう食べ物」「台風に備えるための食べ物」「食べ物以外に備えておくもの」でした。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
スーパーでなくなってしまう食べ物
- 水
- パン
- カップ麺
- レトルト食品
- パックご飯
- 缶詰
- お菓子
台風に備えるために買っておくべき食べ物
- 水
- 菓子パン
- 缶詰
- カップ麺・インスタントラーメン
- 乾麺
- レトルト食品(カレーやパスタソース)
- パックご飯・パウチおにぎり
- プロテインやバランス栄養食
- お菓子
- 日持ちする食材・野菜
台風が来る前に買っておくもの|停電に備える
- カセットコンロとガスボンベ
- ラップやアルミホイル
- 缶切り
台風対策は食べ物以外にも必要
- 暑さ対策と寒さ対策
- 断水に備えて水を溜めておく
年々、台風による被害が大きくなっています
年々、台風の規模が大きくなり、被害が大きくなっています。
風と雨が強いだけの台風ではなく、電柱や家の屋根が飛ばされるほどの大きさになり、一部地域では停電が長期化することも。
「台風程度……」では済まされない規模になっていますから、台風が近づいてくると分かった時点で、身を守る行動をするようにしてください。