- 子供がいる場合、どんな防災グッズを用意すればいい?
- どうやって防災グッズを運べばいいのだろう
- 子供に防災グッズを持たせるのは何歳から?
- 子供のために最低限用意すべき防災グッズはなんだろう?
- 防災グッズを選ぶポイントを教えてほしい
そんな悩みを解決します。
- 防災グッズの備え方が年齢別で分かる
- 子供のために用意すべき防災グッズが分かる
- 防災グッズを選ぶポイントが分かる
小さい子供がいる場合、親が子供の防災グッズを用意する必要があります。
結論、子供の年齢によって備え方が変わります。
しかしどうやって備えればいいか分からないですよね?
この記事では『子供の防災グッズの備え方』『子供に最低限必要な防災グッズ』『子供用おすすめの防災セット』を解説します。
子供の年齢に合わせた防災グッズを用意でき、あなたの子供に合わせた対策ができるようになります。
年齢で防災グッズの備え方を考える
防災グッズを備えるときは、年齢で備え方を考えましょう。
なぜなら年齢によって、防災グッズを持ち運べないかもしれないからです。
具体的には、以下のような基準で防災グッズを用意してください。
- 乳児〜幼児は親が持つ
- 小学生以上になったら防災グッズの持ってもらう
- 中学生以上は、大人と同じものを用意する
上記はあくまで基準で、子供の成長に合わせて防災グッズを用意しましょう。
子供が小学生になったとしても、成長や発達状況によっては防災リュックを背負えないかもしれません。
ランドセルを背負って問題なく動けるようであれば、防災リュックを背負ってもらうことを検討しても良いでしょう。
子供の成長に合わせて
- 防災グッズを親が持つのか?
- 子供に防災グッズを持ってもらうのか?
を判断してください。
子供がまだ赤ちゃんの場合は、親が防災グッズを持つことになります。
赤ちゃんに必要な防災グッズについては赤ちゃんのためのおすすめ持ち出し防災グッズ9選|防災セットに追加して備えようにまとめていますので、そちらをご覧ください。
子供のために最低限持っておくべき防災グッズ
子供のために最低限用意しておきたい防災グッズは14個あり、具体的には以下の通りです。
- 保存水
- 非常食
- ホイッスル
- 軍手
- マスク
- ウエットティッシュ
- 簡易トイレ
- 歯みがきシート
- 衣類
- 紙とペン
- おもちゃ
- 防災頭巾(ヘルメット)
- レジャーシート
それぞれ簡単に紹介します。
保存水
子供用の保存水を用意しましょう。
水は生きる上で最も必要だからです。
最低でも500ml×2本分は必要ですが、余裕があれば多めに保存水を持ち出すようにしてください。
飲料水としても使いますが、非常食にも水を使うものが多いので、飲料水分が足りなくなってしまうかもしれません。
また子供が喉の乾きを我慢できるとは限りませんので、なるべく多く保存水を用意しましょう。
非常食
非常食は普段から食べているものを選びましょう。
食べ慣れていないと、災害時は喉を通らないかもしれないからです。
災害時は思っているより大きなストレスがかかります。
中には頭が真っ白になってしまい「親に促されて歩くのが精一杯」になってしまうかもしれません。
そんなときに食べ慣れているものがあると、ストレス緩和にも役立ちます。
もしくは子供用としてお菓子を非常食を用意しておくと喜ぶでしょうし、甘いものは気持ちを落ち着かせてくれます。
子供の食べ慣れているもの、もしくは好きなものを非常食として用意しましょう。
ホイッスル
災害時はホイッスルを首にかけましょう。
災害時は犯罪に巻き込まれてしまうかもしれないからです。
残念ですが災害時に子供を狙った犯罪が起きているため、平時に戻るまでは防犯対策としてホイッスルを持たせてください。
防犯ブザーも有効なので、どちらも用意しておくのも良いでしょう。
軍手
避難時には子供に軍手をつけましょう。
子供はさまざまなものを触ってしまうからです。
災害時には、触ると危険なものに溢れています。
- 割れたガラス
- 崩れた瓦礫
- 切れた導線
上記のように触るとケガをしてしまうものが多くあるため、危険なものを撤去されるまでは軍手をつけるようにしましょう。
マスク
マスクは大人用と合わせて必ず用意しましょう。
災害時の粉塵や煙から守るのに必要だからです。
避難所には不特定多数の人が一緒に過ごす中、2020年には新型コロナウイルスが流行してしまい、マスクは必需品となりました。
いざというときに困らないよう、感染症を防ぐためにも常にマスクは多めに備えておきましょう。
ウエットティッシュ
ウェットティッシュを防災リュックに入れておきましょう。
災害時の水は貴重だからです。
食事前やトイレ後は手を洗いたいでしょうが、災害時の水は貴重なので生活水にまで回ってこない場合が多いです。
しかし衛生面を考えると、手を洗いたいですよね?
そんなときにウェットティッシュがあると、水がなくとも手が洗えるので重宝します。
災害時の必須アイテムとなるので、ウェットティッシュは必ず防災リュックに入れておきましょう。
簡易トイレ
簡易トイレは保存水同様、多めに用意しましょう。
仮設トイレは長蛇の列になりやすいからです。
また他にも
- 避難所の仮設トイレは設置まで時間がかかる
- 仮設トイレは長蛇の列になりやすい
- 災害によるストレスでお腹の調子を崩してしまいやすい
上記の理由から、簡易トイレを多めに用意しておくと、いざというときに役立ちます。
特に、子供がお腹の調子を崩してしまう可能性があるので、簡易トイレは多めに備えましょう。
歯みがきシート
防災セットに含まれていないので、歯みがきシートを追加しましょう。
口内が汚れていると、体調を崩してしまうかもしれないからです。
災害時の水は貴重なので、通常の歯みがきができないかもしれません。
そんなときに歯みがきシートがあると、水がなくても歯磨きできます。
「数日くらい大丈夫だろう」と思われるかもですが、歯みがきができないことで口内が荒れてしまい
- 口内炎
- 歯肉炎
- 虫歯
上記のようなお口トラブルに発展し、これらが原因で睡眠不足や体調不良になってしまうかもしれません。
少しでも体調不良のリスクを減らすためにも、歯みがきシートを追加しておきましょう。
衣類
余裕があれば、子供の衣類を入れておきましょう。
肌を出していると、ケガをしてしまうかもしれないからです。
季節によっては上着がないと寒さから風邪を引いてしまう可能性もありますし、瓦礫などでケガをしてしまうこともあるので、夏場でも長袖や上着が必要になるかもしれません。
- 夏は薄手の長袖
- 冬は長袖+上着
上記を災害用として事前に用意しましょう。
防災頭巾(ヘルメット)
子供には防災頭巾もしくはヘルメットを用意しましょう。
避難中に転んでしまうかもしれないからです。
災害時は地割れや瓦礫で足場が悪いかもしれませんし、災害のショックで頭が真っ白になり、歩くので精一杯になってしまう子もいます。
そんなときに転んでしまうと大怪我になってしまうので、防災頭巾もしくはヘルメットを被せるようにしましょう。
レジャーシート
避難所生活を見据えて、レジャーシートを準備しましょう。
床に直接座らなくて済むからです。
避難所は予想よりホコリや砂で汚れていることがあります。
直接座ってしまうと衣類が汚れてしまうので、レジャーシートがあると衛生的です。
また避難所は多くの人が出入りするので、自分たちのスペース確保にもとても役立ちます。
特に災害時のストレスで、ピリピリしてしまいやすいので、スペース問題はトラブルになりやすいです。
余計なトラブルを起こさないよう、レジャーシートで自分たちのスペースを見えるようにしましょう。
紙とペン
子供の遊び道具として、紙とペンを用意しましょう。
避難所での暇つぶしになるからです。
お絵描きが好きな子供なら限られたスペースでしか動けない避難所でも時間が潰せますし、子供の精神状態は絵に出やすいので、子供の精神状態を確認できます。
もし普段と違う絵を描いていたら、避難所の監督に相談しサポートを受けるようにしましょう。
紙とペンは子供の時間つぶしだけの道具ではなく、大切なケアアイテムなので紙とペンを防災リュックに入れましょう。
おもちゃ
紙とペン以外のおもちゃも用意しましょう。
子供が好きなおもちゃがあれば、気持ちを落ち着かせるのに役立つからです。
しかし避難所のスペースは限られているので、あまり場所を取らない遊び道具が必要です。
その場合は『トランプ』を用意しましょう。
トランプなら
- 場所を取らない
- 多くの遊び方がある
- 複数人と遊べる
上記メリットがあります。
なにより、軽くて小さいので場所を取りません。
子供のいる家庭は、必須でトランプを防災リュックの中に入れておきましょう。
子供の防災グッズを選ぶポイント|防災グッズを持ってもらう場合
防災グッズをすべて実際の店舗で揃えようとすると、とても手間がかかります。
そのためネットで購入することもあるでしょう。
ネットで防災グッズを購入する場合は、以下の3点を基準に防災グッズを選びましょう。
- 対象年齢を確認する
- 子供が持てる重さが確認する
- 年齢に合った大きさのリュック
年齢に合ってないリュックだと子供は動きづらいでしょう。
重いものを背負っていると疲れてしまいますし、ケガにも繋がります。
重さの基準は「背負っても重いと感じないくらい」の重さが基準にすると良いので、ネットで防災グッズを購入する際は、3つのポイントに注意して購入するようにしましょう。
赤ちゃんがいる家庭向け防災グッズ|親の防災セットに追加する
子供が赤ちゃんの場合は、親が防災グッズを持つことになります。
しかし赤ちゃんの場合は、本記事で紹介している防災グッズ以外のものが必要になります。
具体的には、以下の9個です。
- ミルク(1日分)
- ほ乳瓶(使い捨てが便利)
- 離乳食(3食分)
- ベビースプーン
- おくるみ(アルミブランケットで代用可)
- おむつ(1日分)
- おしりふき(1パック)
- 防臭袋(10枚ほど)
- おもちゃ
持ち出せる防災グッズには限りがあるので、必要最小限にしましょう。
赤ちゃんのために必要な防災グッズについては、赤ちゃんのためのおすすめ持ち出し防災グッズ9選|防災セットに追加して備えように詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
大人向け防災グッズリスト|最低限持っておくべき
防災グッズを備えるときは、必要最低限のものは用意しましょう。
具体的には、以下15個の防災グッズが必要です。
- リュック
- 保存水
- 非常食
- スマホ
- モバイルバッテリー
- 手回し充電ラジオ
- マスク
- 体拭きシート・ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- 圧縮タオル
- ホイッスル
- アルミブランケット
- レインコート
- 現金
- 顔写真付き身分証明書のコピー
どれも「生き抜くため」に最低限必要な防災グッズを厳選しています。
最低限必要な防災グッズについては、最低限必要な防災グッズの中身リスト15選|保管場所とお得な買い方も解説で詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
小学生以上になったら防災セットを検討しよう|おすすめの子供用防災セットを紹介
ここまで子供に必要な防災グッズを紹介しました。
子供が小学生以上になったら、防災セットの購入を検討しましょう。
子供におすすめな防災セットは以下の2つです。
- SHELTER KIDS(LA・PITA)
- ラピタ・tote(LA・PITA)
それぞれ紹介します。
SHELTER KIDS(LA・PITA)
子供用の防災セットで一番おすすめなのは「SHELTER KIDS」です。
理由は、防災セットのエントリーモデルSHELTERの子供用だからです。
大人用の防災セットをそのまま小さくしているので
- 撥水加工
- 反射材
- 背負いやすい
上記特徴があり、信頼性が高いです。
また非常食がお菓子なので、子供が喜んでくれるでしょう。
子供用の防災セットに迷ったら、「SHELTER KIDS」を選べば間違いないでしょう。
ラピタ・tote(LA・PITA)
避難所でも役立つ防災グッズを探しているなら、「ラピタ・tote」がおすすめです。
避難所でサブバッグとして使えるからです。
- 子供用の防災セット
- 避難所内でのサブバッグ
上記のように2通りの使い方ができるので、ひとつ持っていても損しません。
ラピタ・toteは子供用ではありませんが、重さが約3kgとランドセルほどの重さです。
大人用の防災セット「ラピタプレミアム」を小型化した防災トートなので、質の高い防災グッズが厳選されています。
避難所でのバッグを使いたいなら、「ラピタ・tote」を選びましょう。
小さな子供に防災意識を持ってもらう方法
ここまで子供用の防災グッズの備え方をお伝えしました。
しかしいくら用意してもいざというときに使えないと意味がありませんから、子供にも防災意識を持ってもらうことが大切です。
ではどうやって興味を持ってもらうのか?
なるべく楽しく興味を持ってもらうには
住んでる自治体の防災訓練に参加する
上記が有効でしょう。
消化器の使い方も教わりますし、「触ってはいけないもの」を教えることもできます。
また大人と一緒に参加することで「当事者意識」が生まれやすいので、子供に防災意識を持ってもらうためにも、住んでいる自治体の防災訓練に参加してみましょう。
まとめ
以上が、『子供の防災グッズの備え方』『子供に最低限必要な防災グッズ』『子供用おすすめの防災セット』でした。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
年齢で防災グッズの備え方を考える
- 乳児〜幼児は親が持つ
- 小学生以上になったら防災グッズの持ってもらう
- 中学生以上は、大人と同じものを用意する
子供のために最低限持っておくべき防災グッズ
- 保存水
- 非常食
- ホイッスル
- 軍手
- マスク
- ウエットティッシュ
- 簡易トイレ
- 歯みがきシート
- 衣類
- 紙とペン
- おもちゃ
- 防災頭巾(ヘルメット)
- レジャーシート
子供の防災グッズを選ぶポイント|防災グッズを持ってもらう場合
- 対象年齢を確認する
- 子供が持てる重さが確認する
- 年齢に合った大きさのリュック
赤ちゃんがいる家庭向け防災グッズ|親の防災セットに追加する
大人向け防災グッズリスト|最低限持っておくべき
小学生以上になったら防災セットを検討しよう|おすすめの子供用防災セットを紹介
- SHELTER KIDS(LA・PITA)
- ラピタ・tote(LA・PITA)
子供に合わせて防災グッズ選びを
子供は日々成長しているので、子供の成長に合わせた防災グッズの見直しをしていきましょう。
いざというときに持ち出せないと、災害が起こっても対応できなくなってしまいます。
大切な子供を守るためにも、親の準備が大切です。
「今必要かもしれない」と思ったからこそ、この記事を読んだのだと思います。
思い立った「今」、災害に備えましょう。