- 災害が起きたときに備えたい
- 避難するとき、最低限必要なものは何がある?
- 自分に必要な防災グッズを知りたい
- 家族のために防災グッズを用意したいけど、何を買えばいいか分からない
- どんな災害のときに防災グッズは必要?
そんなお悩みを解決します。
- 絶対必要な防災グッズが分かる
- 防災セットの備え方が分かる
- 避難するときの身につけるもの分かる
- 防災グッズを備えた後のことが分かる
- 防災グッズの置き場所が分かる
自宅から避難しなければいけないとき、備えはできていますか?
いざ備えようと思っても、「何を」「どのように」用意すればいいか分からないですよね。
この記事では『絶対必要な防災グッズと備え方』『避難するときに身につけるもの』『防災グッズの置き場所』を解説します。
災害が起きたとき、災害直後を乗り切るための準備ができるようになります。
防災グッズで絶対必要なものリスト
防災グッズで絶対必要なものは、以下の通りです。
- リュック
- 保存水
- 非常食
- スマホ
- モバイルバッテリー
- 手回し充電ラジオ
- マスク
- 体拭きシート・ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- 圧縮タオル
- ホイッスル
- アルミブランケット
- レインコート
- 現金
- 顔写真付き身分証明書のコピー
上記はどれも「これ以上は削れない」という、最低限必要なものに厳選しています。
絶対必要な防災グッズについては、最低限必要な防災グッズの中身リスト15選|保管場所とお得な買い方も解説にまとめています。
防災グッズの選び方やお得な買い方も解説していますので、そちらもご覧くだい。
絶対必要な防災グッズ|用意の仕方
防災グッズの用意の仕方を知っておきましょう。
いざ災害が起こったとき、スムーズに避難するためです。
防災グッズの備え方は、以下の3通りです。
- 防災グッズをリュックに入れておく
- 一式揃った防災セットを購入する
- 家族構成に合わせた防災グッズを用意する
災害への対策は準備が大切です。
ただ防災グッズを買うだけでは、いざというときに役立ちません。
何も起きていない今のうちに、防災グッズの用意を済ませましょう。
家族構成に合わせて防災セットを選ぶ
ご家族と一緒に住んでいる場合、家族構成に合わせた防災セットの購入も検討しましょう。
個別に揃えるよりも、安価で安心できるからです。
家族構成によって、必要な防災グッズが変わります。
- 赤ちゃんがいる場合
- 自分で歩ける子供がいる場合
- 高齢者の親がいる場合
上記を比較しても、それぞれ必要な防災グッズも違いますし、防災セットの買い方も違います。
あなたの家族に合わせた防災セットを用意することで災害時に役立つかが決まりますから、大切な家族を守るためにも、家族構成に合わせた防災セットの備えましょう。
家族の人数によっても防災セットの備え方は変わるので、3人用おすすめ防災セットの選び方|家族構成に合わせて無駄なく備えようや4〜5人用おすすめ防災セットの選び方|防災セットを家族構成に合わせて組み合わせるで詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
防災グッズが必要になる状況
防災グッズが必要になる状況を想定しましょう。
理由は災害を想定できれば、対策ができるからです。
防災グッズが必要になるのは主に「避難が必要なとき」で、例えば以下のような災害が起きたときです。
- 地震
- 大型台風
- 集中豪雨
起こる可能性のある災害を想定し、備える防災グッズを考えましょう。
また住んでいる地域のハザードマップや避難場所を確認し
- 何が備えられているか?
- 必要になるものはあるか?
を考えられると、なお良いです。
避難するときに身に着けておくもの
ここまで絶対必要な防災グッズを紹介しました。ではいざ避難するするときの注意点はあるのでしょうか?
避難するとき、衣類は身につけましょう。
理由は、リュックに入れるより着たほうが動きやすいからです。
また身を守るものも同様で、具体的には以下のようなものは身につけて避難してください。
- 上着
- マスク
- 軍手
- 靴
- メガネ・コンタクト
- レインコート
- ヘルメット・帽子
- ヘッドライト
- ストール
それぞれ紹介します。
上着
避難するとき、上着は着ていきましょう。
かさばるので必要な防災グッズをリュックに入れられないからです。
寒い時期は衣類が多くなりがちなので、なるべく着て避難することを基本としてください。
また夏の暑い時期でも、ケガ防止のため避難時は「長袖・長ズボン」が鉄則です。
衣類はなるべく着て、動きやすくしましょう。
マスク
マスクは避難時・避難所生活でも必須です。
避難時は粉塵が舞い、避難所では感染症対策になるからです。
衛生面を守るためにもマスクは必須で、2020年からは新型コロナウイルスが流行してしまうので、マスクは常につけておきましょう。
軍手
軍手を着けた状態で避難するようにしましょう。
避難中に触ったものでケガをしてしまうかもしれないからです。
災害時は
- ガラスの破片
- ガレキ
- 切れた導線
上記が溢れてしまいます。
危険なものを誤って触れてもケガをしないように、軍手をした状態で避難しましょう。
靴
防災リュックと一緒に靴もセットで用意しましょう。
災害が起きると、靴のある場所までたどり着けない可能性があるからです。
例えば就寝中に地震が起きたとして、家具の倒壊などにより靴の置いてある玄関まで行けないかもしれません。
避難が必要な災害が発生すると、道も荒れていることも多いため非常に危険です。
避難用の靴を防災リュックをセットで置くようにすると、いざというときでもスムーズに避難できます。
メガネ・コンタクト
目の悪い人は必ずメガネ・コンタクトを準備しましょう。
当然ですが、視界が悪いと避難できないからです。
避難所ではコンタクトケアができない可能性があるため、メガネに変えておくと良いでしょう。
ただ雨が降っていると水滴で視界が悪くなってしまうかもしれませんので、その場合はコンタクトのまま避難するようにしましょう。
レインコート
雨が降っているときは、傘ではなくレインコートを着ましょう。
傘を指してしまうと、手が塞がってしまうからです。
また傘は壊れてしまうと、傘の骨でケガをしてしまうかもしれません。
あなたがケガをしなかったとしても、あなたの持っている傘でケガをする可能性もありますから、安全性を考慮して雨が降っているときは傘ではなくレインコートを着ましょう。
ヘルメット・帽子
頭を守るために、ヘルメットもしくは帽子を被りましょう。
頭をケガしてしまうと、命に関わるからです。
災害時は頭上から何か落ちてくることもあり得ますし、足場が悪く避難中に転んでしまうかも知れません。
頭を強く打つと命に関わることもあるので、リスクを減らすためにもヘルメットもしくは帽子を被りましょう。
ヘッドライト
ライトを用意するときは、ヘッドライトを選びましょう。
両手が塞がると危険だからです。
災害時の避難では、両手が空いていることが鉄則です。
そのためライトは基本ヘッドライトなど、両手が空くものを基本に考えましょう。
しかし女性がヘッドライトを着けるときは注意が必要で、髪で滑ってしまい固定されないことも多いので、ニット帽などの帽子の上からヘッドライトをつければ固定できます。
ストール
寒い時期はストールで防寒対策をしましょう。
寒い場合のほうが、人は体力を使うからです。
ストールであれば
- 首に巻いたり
- 羽織として使ったり
など、さまざまな使い方ができます。
避難所の防寒対策として、使い勝手の良いストールがおすすめです。
あると良い防災グッズ|避難所で使える防災グッズ
避難するとき用の防災グッズは紹介しましたが、意外と知られていない避難所生活に役立つ防災グッズも備えておきましょう。
具体的には、以下の5つです。
- 耳栓
- サンダル
- 寝袋
- マット
- 安眠グッズ
いずれも避難所での生活を想定しています。
中でも「睡眠」に関する防災グッズが多く、睡眠の重要性を感じることでしょう。
避難生活は思っているより体力がストレスが溜まってしまいます。
なるべくストレスになりうる要素を消すためにも、避難所に向けた防災グッズをリュックに入れておきましょう。
季節に合わせて防災グッズを入れ替える
着せに合わせた防災対策をしましょう。
季節によって必要なものが変わるからです。
中でも、衣類は季節によって入れ替えるのをおすすめします。
比較的過ごしやすい時期なら必要ないですが、季節に特化したものを随時入れ替えましょう。
夏|暑い時期に用意するもの
夏の暑い時期は、主に以下4つを用意しましょう。
- 夏服(Tシャツ、ブラ付キャミソールなど)
- 衛生品(体拭きシートなど)
- 暑さ対策グッズ(塩飴、塩分タブレットなど)
- 水分(追加で多めに用意する)
夏は汗をかきやすいので、着替えはなるべくあったほうが良いです。
また熱中症の心配もあるため、熱中症対策グッズや食べ物、そして水分を多めに追加しましょう。
冬|寒い時期に用意するもの
冬の寒い時期は、主に以下4つを用意しましょう。
- 冬服(ヒートテック、長ズボン、靴下、ブラ付キャミソール)
- 保湿クリーム(リップクリーム、ハンドクリームなど)
- ブランケット
- ホッカイロ
避難所が体育館などの場合、床が冷えるので特に温まるグッズが必要です。
厚手の靴下があれば多少緩和できますので、寒さ対策は滞りなくやりましょう。
用意して終わりじゃない|防災グッズを備えたらすべきこと
防災グッズは買って終わりではありません。
なぜなら、いざというときに使えるか分からないからです。
防災グッズを購入したら、以下のことを確認してください。
- 内容の動作確認
- 電池は抜く
- 不要なパッケージは外しておく
防災グッズは「買ったから大丈夫」ではありませんし、むしろ買ってからが本番です。
それぞれ簡単に解説します。
内容の動作確認
防災グッズを購入したら、必ず動作確認をしましょう。
初期不良の可能性もあるからです。
せっかく用意しても、いざというときに使えないと意味がありません。
また使い方を覚えるという意味もありますので、防災グッズを買ったら必ず動作確認をしてください。
電池は抜く
電池を使う防災グッズから、電池は抜いておきましょう。
電池を入れっぱなしにしておくと「液漏れ」してしまうからです。
液漏れをしてしまうと、液がかかったものは使えなくなってしまうかもしれません。
いざというときに使えるようにするためにも、電池は抜くようにしましょう。
不要なパッケージは外しておく
不要なパッケージは事前に外しておきましょう。
使うときにパッケージを外していると、時間がかかりますしゴミになるからです。
また荷物を少なくする効果もありますので、不要なパッケージは外すのが基本です。
防災グッズの置き場所は?
防災グッズを備えたら、「持ち出しやすい場所」に置きましょう。
理由は、災害が起きたら1秒でも早く避難しなければいけないからです。
具体的には、以下の場所に防災グッズを置きましょう。
- 玄関
- 寝室
- リビング
防災グッズや防災セットの置き場所については、防災セット・防災グッズ・備蓄品の置き場所のコツ|戸建とマンション別に解説にまとめていますので、こちらをご覧ください。
最低限必要な防災グッズのまとめ
以上が、『絶対必要な防災グッズと備え方』『避難するときに身につけるもの』『防災グッズの置き場所』でした。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
防災グッズで絶対必要なものリスト
絶対必要な防災グッズ|用意の仕方
- 防災グッズをリュックに入れておく
- 一式揃った防災セットを購入する
- 家族構成に合わせた防災グッズを用意する
家族構成に合わせて防災セットを選ぶ
避難するときに身に着けておくもの
- 上着
- マスク
- 軍手
- 靴
- メガネ・コンタクト
- レインコート
- ヘルメット・帽子
- ヘッドライト
- ヘアゴム
- ストール
防災グッズの置き場所は?
何もしないより、最低限を備える
災害が起きるタイミングは予想できません。
そのため、何も起きていない「今」のうちに用意することが大切です。
いざというときに動けるよう、今のうちに防災グッズを備えましょう。
『欲しいと思ったときに手に入らないのが防災グッズ』です。
いざというときのために、絶対必要なものから備えましょう。