- 外出先で災害が起きたらどうしよう
- 防災グッズを持ち歩きたいけどどうすればいい?
- 防災ポーチの作り方を知りたい
- 女性向けの防災ポーチに入れる防災グッズを知りたい
- 防災グッズを持ち歩きたいけど、重いのは嫌だ
そんなお悩みを解決します。
- 防災ポーチを持ち歩くメリットが分かる
- 防災ポーチに入れる中身が分かる
- ミニマリスト向けの防災ポーチの作り方が分かる
普段から防災グッズを持ち歩ける「防災ポーチ」を作りましょう。
理由は、外出先で災害が起こっても対応できるからです。
しかし「あれもこれも」では、重くなってしまい持ち歩けません。
なるべく荷物を減らし、無理のない範囲で用意することが「持ち歩き防災」の第一歩です。
本記事では、『防災ポーチを作るポイント』『防災ポーチの中身リスト』『なるべく減らす防災ポーチ』について解説します。
小さくて軽い防災ポーチ作れるようになり、普段から役立つ防災グッズを持ち歩けます。
防災ポーチの考え方|0次の備え
「防災」と聞くと、避難用の防災リュックや備蓄品を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし実は他にも災害に備える方法があり、それは普段から持ち歩ける「防災ポーチ」です。
いつ災害が起こるか分からないからです。
多くの人は、災害への備えとして以下の2つを用意します。
1次避難 | 災害が発生したら1秒でも早く安全な場所へ避難 |
2次避難 | 1次避難で十分な安全が確保できた後、つまりは避難所での生活 |
もちろん、上記2つは防災にとって重要なものです。
しかし、私たちは常に自宅にいるでしょうか?
- 仕事中
- 通勤・通学中
- 買い物
- お出かけ
など、私たちは自宅以外の場所にいることが多いので「0次の備え」が必要です。
つまり「0時の備え」が防災ポーチとなります。
1次避難については、【もう迷わない】おすすめ防災セットまとめ【タイプ別に解説】で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。
また家族構成によっても選び方が違います。
家族構成別についても紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。
人数 | おすすめ記事リンク |
---|---|
1人 | 1人家族向け防災セット |
2人 | 2人家族向け防災セット |
3人 | 3人家族向け防災セット |
4〜5人 | 4〜5人家族向け防災セット |
2次避難は主に「在宅避難」のことを指しています。
つまり備蓄が重要です。
備蓄については、今さら聞けない備蓄品とは|「無駄なく無理なく」簡単に備える方法で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
防災グッズを持ち歩くメリット
防災グッズを持ち歩ける「防災ポーチ」を作ると、メリットがあります。
- 突然の災害にも対応できる
- 日常の「困った」に対応できる
それぞれ簡単に紹介します。
突然の災害にも対応できる
スマホと財布だけでは災害に対応できませんが、2020年現在、オシャレのために小さなバッグを持つ人が増えています。
実際、荷物は少ないほうが楽ですし見た目もスッキリしますよね。
しかしスマホと財布だけでは災害に対応するのは難しいでしょうから、外出先での災害に対応できるよう、ミニマリストの人も防災ポーチを作りましょう。
日常の「困った」に対応できる
防災ポーチがあると、普段の生活から役立ちます。
「困った」は日常的に起こってしまうからです。
例えば、普段の生活でこんなアクシデントはありませんか?
- 電車が止まってしまい、閉じ込められたとき
- 飛行機が飛ばず、空港で一夜を過ごすとき
上記のような、比較的起きやすい「困った」にも対応できます。
意識してないでしょうが、日常的に困る場面は多いので防災ポーチがあると安心です。
重い防災ポーチだと持ち歩き続けられない
防災ポーチを作るときは、なるべく最小限にしましょう。
重くて大きいと、持ち歩くのが大変だからです。
確かにあらゆる場面を想定して防災ポーチを作れば、どんな場面でも対応できます。
しかしあらゆる場面に対応できるということは「荷物が相当多い=重い」ということですから、重い荷物を毎日持ち歩くのは大変でしょう。
日常の負担になってしまっては本末転倒なので、防災ポーチはなるべく軽くしてください。
防災ポーチの中身リスト|女性向けの作り方も紹介
防災ポーチを作るのなら、以下のリストを参考にしてください。
実際に私が普段から持ち歩いている防災グッズを紹介します。
- モバイルバッテリー
- ポケットティッシュ
- ウェットティッシュ(除菌シート)
- 歯みがきシート
- マスク
- アルミブランケット
- 絆創膏
- ビニール袋
- 非常食(飴)
- 常備薬
- 現金
- メモ帳・ペン
- ホイッスル
- ミニライト
- 衣類のしみとりシート
- 虫よけシート
- ハンドクリーム
- リップクリーム
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは最優先で用意するべきです。
スマホで代用できる防災グッズが多いからです。
スマホさえあれば大抵の情報は手に入りますので、災害時の生命線と言えます。
そんなスマホも使い続ければすぐ充電がなくなってしまうので、1回はフル充電できるモバイルバッテリーを普段から持っておきましょう。
ポケットティッシュ
普段からも使えるので、ポケットティッシュも入れましょう。
ハンカチがあればハンカチでも良いですが、汚れを拭きたり、鼻をかんだりもできます。
「ウェットティッシュで良いのでは?」と思われるかもですが、目的や用途が違うので代用できません。
ティッシュなら汚れを拭いたあとに捨てられるので、衛生的です。
ウェットティッシュ(除菌シート)
ポケットティッシュとは別にウェットティッシュも備えましょう。
衛生面を維持できるからです。
ウェットティッシュがあれば
- 食事前に手を拭いたり
- 体を拭いたり
- 持ち物の汚れを拭いたり
と便利に使えます。
特に新型コロナウイルスが流行している2020年現在では、除菌タイプだとなお良いです。
歯みがきシート
あまり思いつかないかもですが、歯みがきシートも忘れないようにしましょう。
口内が荒れると、体調不良になってしまうからです。
災害が起き、急に自宅へ帰れないとなると歯みがきもできません。
「1日くらいなら」と思う人もいるでしょうが、1日だけでも歯みがきができないと不快です。
また歯みがきができないと
- 虫歯の原因
- 不快感によるストレス増
- 口内が荒れることによる体調不良
上記のような原因になってしまいます。
中には歯ぐきが腫れてしまう人もいるでしょうし、口内が荒れてしまうのは大きなストレスです。
なるべくストレスを溜めないためにも、歯みがきシートを備えてください。
マスク
マスクは必需品として普段から持ち歩きましょう。
感染症の対策になるからです。
大規模災害が起きると、避難所に向かうことになります。
避難するときはホコリや粉塵が舞いますし、避難所には不特定多数の人と共同生活をします。
感染症対策が重要になるので、マスクは常に持ち歩くようにしましょう。
アルミブランケット
アルミブランケットで寒さから身を守りましょう。
寒いと体力を奪われてしまうからです。
- 電車の中に閉じ込められた
- 空港で一夜を過ごす
上記の場面が冬だった場合、防寒具が不十分だと寒さで眠れないかもしれませんし、寝れたとしても風邪を引いてしまうかもしれないので防寒対策が必要です。
アルミブランケットなら寒さを凌げますし、夏なら日差し避けにも利用できます。
絆創膏
予期せぬケガのために、絆創膏を持っておきましょう。
また災害だけではなく、普段の生活でもケガをしてしまうかもしれませんので、そんなときに絆創膏があると便利ですし他の人がケガしたときにも渡せます。
理想を言えば消毒液もほしいですが、重さを考慮して私は入れていません。
医療キットを入れるかは個人の判断ですが、絆創膏は最低限入れましょう。
ビニール袋
ビニール袋は小さくたたんでポーチに忍ばせましょう。
ビニール袋は万能だからです。
何かを入れるものはもちろんですが
- ゴミ袋
- 雨具代わり
- 手袋代わり
- 保温効果
など、さまざまな用途で利用できます。
2020年7月からレジ袋の有料化が始まったのでもらわない人もいるでしょうが、家にあるビニール袋を1枚だけ用意しましょう。
非常食(飴)
ちょっとした非常食を用意しましょう。
一時的に空腹を凌ぐためです。
- チョコレート
- 飴
- ナッツ
- ドライフルーツ
上記のようなお菓子を少しだけ入れておくと、一時的に空腹を凌げます。
夏場のチョコレートは危険なので、時期に合わせて中身を変えてください。
私は飴を3〜5個くらい入れていて、夏は塩っ気の強い飴にすることで熱中症対策をしています。
常備薬
普段から飲んでる薬があるなら、持ち歩いたほうが良いです。
災害時に常備薬が飲めないと不安になってしまうからです。
普段から飲んでいなくても
- 頭痛薬
- 胃薬
- 風邪薬
など、使用頻度が高めな薬があるなら持っておくと、日常的に役立ちます。
現金
電子決済が普及しているからこそ、現金を持つようにしましょう。
大規模災害が起きると、電子決済システムが利用できないからです。
災害が起きて買い物がしたいのに電子決済ができないために購入できない可能性もありますから、緊急時は現金のほうが有効なので、小銭を含む現金をある程度持つようにしましょう。
メモ帳・ペン
スマもでも代用できますが。メモとペンも持ちましょう。
スマホの充電が切れると、使えないからです。
確かにスマホはさまざまな防災グッズの代用ができますが、すべては充電がある前提ですし、急いで書き残したいことがあるときスマホよりも実際に書くほうが早かったりします。
誰かに書いたメモを渡すこともできるので、オフライン用としてメモ帳とペンを用意しましょう。
ホイッスル
ホイッスルは防災ポーチに付けましょう。
助けを呼ぶのに必要だからです。
災害時はどんな場面で起こるか分かりません。
- エレベーターに閉じ込められた
- ガレキの下敷きになった
- ドアがゆがんで部屋に閉じ込められた
上記のように、助けを求めるときにホイッスルが有効です。
声が出しにくい状態でも小さな力で助けを呼べるので、生死を分ける場面に遭っても対応できる、ホイッスルを付けておきましょう。
ミニライト
ホイッスルと同じく、ミニライトも防災ポーチに付けましょう。
スマホの充電節約になるからです。
情報収集ができるスマホの充電はなるべく節約することをおすすめします。
そのためには、電池消耗の激しそうな機能は使わないほうが懸命です。
すぐ取り出せる場所に付けておけば、いざというときにすぐ照らせるので。防災ポーチにミニライトを付けましょう。
衣類のしみとりシート
日常の小さなアクシデントに対応できるよう、しみとりシートがあると便利です。
食事中に衣服を汚してしまうこともあるでしょう。
すぐ着替えられれば良いですが実際は難しいので、しみとりシートがあると重宝します。
特に外出の多いビジネスマンには必須のアイテムです。
虫よけシート
虫が苦手な人は、虫よけシートも入れましょう。
虫よけスプレーよりも持ち歩きやすいからです。
スプレータイプは周りに人がいると使いづらいですが、シートタイプなら周りを気にせず利用できるのでおすすめです。
災害時が虫刺されでもストレスになりますから、余計なストレスを感じないためにも、虫が苦手な人は夏の間は虫よけシートも用意しましょう。
ハンドクリーム・リップクリーム
乾燥している時期は、ハンドクリームとリップクリームも用意しましょう。
少しでも美容ケアすることで、余計なストレスを減らせるからです。
ハンドクリームやリップクリームを普段から使っている人も多いでしょうから、どうせなら好きな香りを選ぶようにしてください。
非常時に好きな香りを嗅ぐと、リラックス効果が生まれます。
気持ちのケアのためにも、普段からお気に入りの香りがするハンドクリームやリップクリームを使いましょう。
無印の商品を防災ポーチに追加
ここまで防災ポーチの中身を紹介しました。
しかし全てを個別に揃えるのは大変なので、無印良品で揃えるのも良いです。
揃えるのが楽だからです。
また見た目がシンプルですし、一箇所である程度揃います。
紹介した防災ポーチの中身のうち、以下リストを私は無印良品で揃えています。
- ウェットティッシュ(除菌シート)
- 歯みがきシート
- 虫よけシート
他にも揃えられるものはありますが、他に好みのものがあったので、他は個別に購入しました。
どこのを買えばいいか分からない人は、日用品に限り無印良品で揃えるのも手です。
女性向け防災ポーチに追加しておきたいグッズ
女性の場合、上記リストに加えた防災ポーチにしましょう。
女性は男性よりも考慮することが多いからです。
具体的には、以下の3つを追加してください。
- 生理用品(1日分)
- 化粧品サンプル(クレンジング、保湿剤)
- 歩きやすい靴(折りたためる靴)
主に衛生品・美容品が中心となります。
また普段からヒールなどを履く場合もあるでしょうが、災害時は徒歩で帰宅する可能性もあります。
そんなときにヒールでは大変なので、折りたたみの歩きやすい靴を持っておくと、いざというときに便利です。
子供にも防災ポーチを持たせて安心
自分だけではなく、子供にも防災ポーチを作ってあげましょう。
子供が1人のとき、災害が起こってしまうかもしれないからです。
- 通学
- 習い事
- お友達と遊びに行く
- おつかい
都心に住んでいると、事故で電車が長時間止まってしまうこともあります。
すぐ動き出せばいいですが、場合によっては数時間も閉じ込められてしまうこともあるでしょう。
緊急時でも対応できるよう子供にも防災ポーチを作り、使い方も知ってもらいましょう。
ミニマリスト向け防災ポーチ|なるべく減らす
防災ポーチの必要性と中身は分かったかと思います。
しかしそれでも大きいなら、防災ポーチの中身はなるべく減らしてください。
持ち歩くのが負担になってしまうと、持ち歩かなくなるからです。
具体的には、「まとめるものはまとめて、代用できるものは代用する」ことでコンパクトにできます。
- ポケットティッシュ→ウェットティッシュにまとめる
- 現金→常に財布に入れておく
- ライト・メモ・ホイッスル→スマホアプリで代用
防災ポーチは無理して持ち歩くものではありません。
負担にならないよう、「小さく軽い」防災ポーチを目指しましょう。
役立つアプリで防災ポーチを軽量化
防災ポーチを軽量化するには、スマホの活用が有効です。
上記で説明したように、役立つスマホアプリがたくさんあります。
- Yahoo!防災速報
- 東京都防災アプリ
- NHK ニュース・防災
- LINE
最低でも「Yahoo!防災速報」「NHK ニュース・防災」はインストール必須です。
荷物を減らしたいミニマリストの人は、スマホアプリをフル活用してみましょう。
自作するのが面倒なら防災セットを購入する
「自分でこれだけのものを用意するのはめんどくさい…」と思われても大丈夫です。
正直、これだけのものを一度に用意するのは大変ですから、すでにセットで販売されているものを購入しましょう。
- 防災ポーチセット
- 帰宅困難者支援セット18点
セットになっている防災グッズを買えば、すぐにでも防災ポーチが完成しますよ。
普段使いものにひと工夫
普段から使っているものを工夫するだけでも、防災グッズの代用になります。
具体的には以下のようにひと工夫しましょう。
- ハンカチ→大判ハンカチ
- 傘→レインコート(小さく畳めるタイプ)
- 弁当袋→風呂敷
毎日使うものを少し変えるだけで、防災対策になります。
普段意識してないことに目を向けることが、防災の第一歩なので、ぜひ目を向けてみてください。
防災グッズを持ち歩く「防災ポーチ」のまとめ
以上が、『防災ポーチを作るポイント』『防災ポーチの中身リスト』『なるべく減らす防災ポーチ』でした。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
防災ポーチの考え方|0次の備え
- 「0時の備え」が防災ポーチ
- 突然の災害にも対応できる
- 日常の「困った」に対応できる
- 重い防災ポーチだと持ち歩き続けられない
防災ポーチの中身リスト|女性向けの作り方も紹介
- モバイルバッテリー
- ポケットティッシュ
- ウェットティッシュ(除菌シート)
- 歯みがきシート
- マスク
- アルミブランケット
- 絆創膏
- ビニール袋
- 非常食(飴)
- 常備薬
- 現金
- メモ帳・ペン
- ホイッスル
- ミニライト
- 衣類のしみとりシート
- 虫よけシート
- ハンドクリーム
- リップクリーム
- 生理用品(1日分)
- 化粧品サンプル(クレンジング、保湿剤)
- 歩きやすい靴(折りたためる靴)
ミニマリスト向け防災ポーチ|なるべく減らす
- ポケットティッシュ→ウェットティッシュにまとめる
- 現金→常に財布に入れておく
- ライト・メモ・ホイッスル→スマホアプリで代用
普段使いものにひと工夫
- ハンカチ→大判ハンカチ
- 傘→レインコート(小さく畳めるタイプ)
- 弁当袋→風呂敷
普段の生活から備えて、より安心な日常
災害はいつ起こるか誰にも分かりません。
常に自宅にいて、備えがされているなら大丈夫です。
しかし意外と自宅にいない時間のほうが多いですし、何の備えもしていない人が大半でしょう。
「私は大丈夫」だと思っているときに限って、災害はやってきます。
いざというときに慌てないよう、持ち歩ける防災グッズ「防災ポーチ」を作りましょう。
人数 | おすすめ記事リンク |
---|---|
1人 | 1人家族向け防災セット |
2人 | 2人家族向け防災セット |
3人 | 3人家族向け防災セット |
4〜5人 | 4〜5人家族向け防災セット |