- 停電対策をしておきたい
- 最近、停電になってしまうくらい大きな災害が続いている
- もし停電が長引いてしまったら…
そんなお悩みを解決します。
- 停電で備えるべきものが分かる
- 事前に備える項目が分かる
- 必需品の防災グッズが分かる
- 季節によって備えるべきものが分かる
令和元年には台風15号が関東を襲い、千葉県の一部では数日停電が続きました。
平成30年には「北海道胆振東部地震」の影響で、北海道全体が停電となり、ブラックアウトしています。
停電はいつ復旧するか分かりません。
いつくるか分からない停電対策をして、慌てないようにしましょう。
本記事では『停電に備える』『防災グッズ必需品リスト』『停電対策は持ちが使用防災セットから』を解説します。
いつ停電が起きても慌てないようになれます。
停電に備える|災害により起こる停電は長引くことも
災害対策をするなら、停電に備えることが大切です。
大規模災害が発生すると停電が起きてしまう可能性が高く、かつ復旧が長引くかもしれないからです。
東日本大震災や阪神淡路大震災が起こったとき、ライフラインの復旧にかかった日数は次のとおりです。
ライフライン | 東日本大震災 | 阪神淡路大震災 |
---|---|---|
電気 | 6日 | 2日 |
水道 | 24日 | 37日 |
ガス | 34日 | 61日 |
また令和元年には台風15号が関東に上陸し、千葉県の一部地域は停電が長引きました。
災害時は電気の使えない状態もあり得るので、停電対策は必須です。
家庭での停電対策
家庭での停電対策は、自家発電を中心に検討してください。
災害規模にもよりますが、在宅避難をする可能性もあるからです。
むしろ2020年現在は新型コロナウイルスの流行から、可能なら在宅避難が良いでしょう。
家庭での停電グッズは
- 折りたたみソーラーパネル
- ソーラーモバイルバッテリー
- モバイルバッテリー(スマホのフル充電1回分)
- ポータブル電源
などが有効です。
家庭で停電対策できるなら、ある程度大きいあるものでも用意しやすいですね。
台風による停電は事前に備える
台風のときはあらかじめ停電対策ができるので、停電に備えておく確認をしましょう。
天気予報で事前に台風情報が確認できるためです。
事前にできる停電対策チェックリストは以下のとおりです。
- 水は最低3日分以上
- お風呂の水は溜めておく
- スマホ、モバイルバッテリーはフル充電
- 使える電池はあるか確認
- 懐中電灯などのライトが使えるか確認
- ラジオが使えるか確認
- 非常食の量を確認(乾麺・レトルト・パン・お菓子など)
- カセットコンロとガスボンベ
- 車のガソリンを満タンにしておく
- 現金を多めに用意
- ベランダの掃除(物が飛ばされない対策)
- ヘルメットを用意(避難時のケガ防止)
また上記と合わせて、避難するときは自宅のブレーカーを落とすのを忘れないでください。
台風は停電が起こりやすい災害なので、事前準備で台風を乗り切りましょう。
地震対策グッズには停電対策も含む
地震対策と停電対策はセットで考えましょう。
震災は停電になってしまうリスクが大きいので、セットで考えるほうが効率的だからです。
地震によって電柱が倒れてしまうなど、地震と停電は切って考えられません。
一気に全部揃えるのは難しいので、まずは
- スマホの充電
- カセットコンロの用意
あたりから始めてみましょう。
防災グッズ必需品リスト|本当に必要なもの
防災グッズを用意するときは、必需品を押さえましょう。
本当に必要なものは以下の15個です。
- リュック
- 保存水
- 非常食
- スマホ
- モバイルバッテリー
- 手回し充電ラジオ
- マスク
- 体拭きシート・ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- 圧縮タオル
- ホイッスル
- アルミブランケット
- レインコート
- 現金
- 顔写真付き身分証明書のコピー
最低限必要なものについては、最低限必要な防災グッズの中身リスト15選|保管場所とお得な買い方も解説で解説していますので、そちらを参考にしてください。
また女性は男性に比べて用意するものが多い傾向なので、女性におすすめの防災グッズ|今用意しておくべき防災グッズを紹介をご覧ください。
上記で紹介した防災グッズの中でも、特に必要な防災グッズを解説します。
水の確保は生命線
水の確保は最優先かつ最重要項目です。
なぜなら、災害時は水が手に入りづらいからです。
具体的には、一人あたり3L×3〜7日分を用意しましょう。
とはいえ
- 非常食にも水を使ったり
- 生活用水で使ったり
などの理由から、実際は多めに用意するのが理想です。
支援物資においても飲料水が優先されるので、生活用水まで行き届くには時間がかかってしまいます。
また災害直後に水が届くまでにも時間がかかるので、自分たちの水は自分たちで確保しておかなければなりません。
停電時の情報収集は重要
スマホやラジオなどの情報収集品も優先的に確保してください。
災害時は情報が命だからです。
- どこに避難するのか
- 支援はどこで受けられるのか
- 行政への申請はどうするのか
など調べることはたくさんあります。
モバイルバッテリーや乾電池など、情報収集品を使えるようにしておきましょう。
停電のときあってよかったもの
実際に停電を経験した方々が「あってよかった」と口コミのあった防災グッズを紹介します。
防災ラジオ | 情報収集 |
カセットコンロとガスボンベ | 停電中の調理 |
モバイルバッテリー | スマホの充電に |
車で使用できるUSBソケット | 車がある人は車で充電も |
簡易トイレ | マンションだとポンプが止まることも… |
上記はあくまで一例なので「電気が使えないことを想像」しながら、自分にとって必要な防災グッズを用意しましょう。
季節によって備えるべきものを変える
夏場は「暑さ対策」、冬は「寒さ対策を」を考えながら防災グッズを揃えましょう。
時期によって、電気が使えなくなる弊害が違うからです。
時期によって停電後のリスクが違うので、臨機応変に対策をしていきましょう。
特に寒さ対策は命に関わるので、冬に備える防災グッズ|「寒さ対策」やライフライン対策をしよう!を参考にしてください。
持ち出し用防災セットは停電対策にもなる
停電に役立つ防災グッズを紹介しましたが、まずは持ち出し用防災セットを自宅に備えましょう。
防災セットは持ち出すだけではなく、在宅避難にも役立つので無駄がないからです。
防災対策は『防災セットを用意して、足りないものを足す』方法が基本です。
防災セットは
- 防災メーカーが製造している
- 防災士が関わっていることが多い
- 「本当に役立つ防災グッズか?」を考えられている
上記理由から「安心感・信頼感・実用性」が高いと言えるでしょう。
停電対策以前に、防災対策をしていない人は防災セットを購入するところから始めましょう。
防災セットについては、【もう迷わない】おすすめ防災セットまとめ【タイプ別に解説】で詳しく解説していますので、そちらを参考に防災セットを用意してください。
停電に備えるまとめ
以上が、『停電に備える』『防災グッズ必需品リスト』『停電対策は持ちが使用防災セットから』でした。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
停電に備える|災害により起こる停電は長引くことも
- 家庭で停電対策をおこなう
- 台風による停電は事前に備える
- 地震対策グッズには停電対策も含む
防災グッズ必需品リスト|本当に必要なもの
- 水の確保は生命線
- 停電時の情報収集は重要
- 季節によって備えるべきものを変える(夏と冬)
持ち出し用防災セットは停電対策にもなる
私たちの生活は「電気」がないと成り立たない
私たちの快適な生活は実は不安定です。
なぜなら現代の生活を支えているのは電気だから。
ひとたび停電が起こってしまうと、私たちの生活は機能しなくなってしまいます。
最悪のケースを想定した防災対策が、災害時に自分を守ってくれます。
災害対策をしている人は増えていますが、停電対策をしている人はどれくらいいるでしょうか?
自分の周りで電気を使っているものがどれだけあるか、ぜひ一度確認してみてください。