- 真冬に大災害が起きたらどうしよう…
- 防災対策はしてるけど、冬の準備はしてない
- 冬が来る前に、防災対策を見直したい
そんな悩みを解決します。
- 冬に備える防災グッズが分かる
- 冬に向けた防災対策の見直し方が分かる
- 冬の火災の原因と防止策が分かる
防災対策をしていたとしても、冬に向けた対策をしていないのではないですか?
夏などの暖かい時期はあまり気にしなくても良いかもしれません。
しかし冬は追加で防災対策をする必要があります。
「寒さ対策」をしないまま大災害が起こってしまうと、命にかかわってしまうからです。
この記事では『冬に備える防災グッズ』『冬の災害は「寒さ対策」が重要』『冬の災害で気をつけるべきこと』を解説します。
冬に災害が起きても、寒さ対策のできた防災対策ができるようになります。
冬に備える防災グッズを紹介
冬の防災対策は、『寒さ対策』が必要です。
具体的に必要な防災グッズは、以下の通りです。
- 防寒着
- カセットコンロ
- 簡易トイレ
- 発熱剤
- 使い捨てカイロ
- 石油ストーブやガスストーブ
- ブランケット
- タオル
- ライト
- サランラップ
- 保湿クリーム
上記はあくまで「寒さ対策」に重きをおいた防災グッズです。
寒さ対策をする前に、まずは持ち歩く防災ポーチや最低限備えるべき防災グッズを備えるところから始めてください。
まだ持ち歩き用防災グッズを用意していない人は【女性向けにも解説】持ち歩き防災グッズ「防災ポーチ」の作り方|ミニマムに持ち歩くから始めてみてください。
自宅に置いておく防災グッズを用意するなら最低限必要な防災グッズの中身リスト15選|保管場所とお得な買い方も解説を参考に備えてください。
まずは防災グッズに防寒具を
冬の災害時に避難するときは、防寒着を着ていきましょう。
持ち出せる防災グッズには限りがあるので、「身につけられるものは身につける」が基本だからです。
冬の寒さを凌げるおもな防寒具は以下のとおりです。
- ウインドブレーカー
- 手袋
- マフラー・ネックウォーマー
- 靴下
- 腹巻き
- ヒートテックインナー
など、人によって備える防寒着は変わりますが、用意できるものを備えてください。
冬の災害対策は、まず防寒具から用意しましょう。
ライフラインが止まったとき用の防災グッズ
ライフラインが止まったときを想定した防災対策をしましょう。
災害によってライフラインが止まってしまうと、復旧するまで時間がかかってしまうからです。
具体的には
- カセットコンロ
- ガスボンベ
- 簡易トイレ
上記防災グッズを備えておいてください。
東日本大震災や阪神淡路大震災が発生したとき、ライフラインが復旧するまでにかかった日数は以下のとおりです。
ライフライン | 東日本大震災 | 阪神淡路大震災 |
---|---|---|
電気 | 6日 | 2日 |
水道 | 24日 | 37日 |
ガス | 34日 | 61日 |
ライフライン復旧までは、どうしても時間がかかってしまいます。
電気・水道・ガスが止まっても凌げるよう、ライフライン用の防災グッズを備えてください。
保温のための防災グッズ
保温グッズも備蓄しておきましょう。
電気が止まってしまうこともあり得るからです。
- 発熱剤
- 使い捨てカイロ
- 石油ストーブやガスストーブ
- ブランケット
発熱剤は食事に使えるので暖かい食事を取ることができますし、カイロがあれば体を温めることもできるでしょう。
電気やガスが止まってしまっても、電気を使わないタイプのストーブがあれば暖を取れます。
冬は災害対策はいかに温かさを得るかが重要ですので、食事や体を保温できる防災グッズをを冬が来る前に用意しましょう。
その他の防災グッズ
ここまで紹介した防災グッズ以外にも、用意しておいたほうが良い防災グッズがあります。
たとえば
タオル | 汚れを拭くこともできて、服の下にいれることで保温対策にも |
ライト | 冬は暗い時間が長いので、ライトは必須 |
サランラップ | 用途の広い万能防災グッズ |
保湿クリーム | リップクリームやハンドクリームはあったほうが良い(冬は乾燥します) |
上記は私が個人的に必要な防災グッズです。
人によって必要なものは異なりますが、あなたにとって必要だと思う防災グッズを考えてみましょう。
冬の災害は「寒さ対策」が重要
夏などの時期に比べて、冬の災害対策は備えるものが多いです。
冬は寒さが厳しく、「寒さ対策」をしないと命に関わってしまうからです。
夏の暑い時期にも暑さ対策が必要なように冬にも寒さ対策が重要で、寒さ対策ができていないと
- 寒くて眠れない
- 体調を崩してしまう
- 寒波が襲ってきたとき、命に関わってしまう
などのように、辛い被災生活が待っています。
個人的になりますが、「暑い」よりも「寒い」ほうが辛いです。
暑いよりもエネルギーを多く使っていまいますので、冬が来る前に寒さ対策をした防災対策をしましょう。
災害を見据えた寒さ対策を
防災の基本は、災害を見据えた先にあります。
災害を想定していないと、防災のしようがないからです。
災害の規模が大きくなるにつれて
- ライフラインが止まる
- 交通インフラの停止
- 家が倒壊する
- 在宅避難をする
- 避難所生活をする
など、さまざまな状況が考えられます。
「自分がどんな状況になってしまう可能性があるか?」をなるべく具体的に想像しながら、冬に向けた寒さ対策をすることをおすすめします。
避難所でも寒さ対策
ここまで寒さ対策できる防災グッズを紹介しましたが、避難所での寒さ対策も想定してください。
暖房設備が整っているわけではないからです。
避難所では不特定多数の人たちが共同生活しますが、災害に規模によってはライフラインが止まってしまい、体を温める手段が限られてしまいます。
学校の体育館とかだと、床に座ると底冷えしてしまうかもしれません。
「マット」があれば下に敷くことで床からの寒さを防ぐこともできますし、寝るときにも活用できます。
2020年現在、新型コロナウイルスの影響で換気をしなければならず、通常よりも冷暖房効率が落ちることも予想できます。
避難所生活を想定した「寒さ対策」で、少しでも快適な生活を送れるようにしてください。
冬の災害対策は備蓄も怠らない
忘れがちですが、冬は体の温まるものを備蓄しておきましょう。
暖かいものを食べられると、気持ち的にも体的にも休まるからです。
災害時において温かい食事ができることが重要で、ストレスが緩和できますし何より寒さを和らげるので安心できます。
カセットコンロとガスボンベがあれば温かい食事をとれますので、体の温まる非常食を中心に備蓄しておきましょう。
冬の災害で気をつけるべきこと
冬に災害に遭ってしまったら、注意すべきことがあります。
暖を取るために暖房器具を使用するので、火災が起こってしまう可能性があるためです。
そこで今回は
- 冬の火災の原因
- 冬の火災を防止する方法
を紹介します。
災害はなくとも毎年冬の季節になると火災事故が増えてしまいますから、この記事を読んでいるあなたの身に火災が起きないよう、注意してください。
冬の火災と原因
冬は火災の発生件数が増える時期です。
寒いので暖房器具を使う頻度が増えるためです。
- 暖房器具の消し忘れ
- 可燃物への引火(ガスなど)
上記が理由で火災に発展してしまいます。
そうした中で、総務省消防庁が発表している情報によると、住宅火災による死者数946人のうち
- ストーブ113人
- 電気器具81人
- コンロ35人
- こたつ8人
※出典:総務省消防庁「消防白書 P79(https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r1/items/r1_all.pdf)」
となっています。
もし暖房器具の使用中に地震が起き倒れてしまうと、そこから火災に発展してしまうこともあり得ます。
「私は大丈夫」と思わず、冬の寒い時期は暖房器具の扱いには注意しましょう。
冬の火災を防止する方法
暖房器具を選ぶときは、安全面に注目して選びましょう。
地震などの災害が起こっても、火災を防げるからです。
この記事でも紹介している石油ストーブを例にすると「対震自動消火装置」が付いてる商品を選ぶようにしてください。
これは地震や衝撃を受けたときに自動で消化してくれる機能で、火災を防ぐための安全装置です。
カセットコンロも同様で、消し忘れ防止機能がついていると万が一火を消し忘れても自動で消化してくれます。
冬は火災に発展するリスクが多いので、なるべくリスクを減らしていきましょう。
冬に備える防災グッズのまとめ
以上が、『冬に備える防災グッズ』『冬の災害は「寒さ対策」が重要』『冬の災害で気をつけるべきこと』でした。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
冬に備える防災グッズを紹介
- 防寒着
- カセットコンロ
- 簡易トイレ
- 発熱剤
- 使い捨てカイロ
- 石油ストーブやガスストーブ
- ブランケット
- タオル
- ライト
- サランラップ
- 保湿クリーム
冬の災害は「寒さ対策」が重要
- 災害を見据えた寒さ対策を
- 避難所でも寒さ対策
- 冬の災害対策は備蓄も怠らない
冬の災害で気をつけるべきこと
- 冬の火災と原因は「暖房器具の消し忘れ」「可燃物への引火」
- 冬の火災を防止する方法は「対震自動消火装置が付いてる石油ストーブ」「消し忘れ防止機能がついてるコンロ」
寒さは体力を奪い、より辛い避難生活を送らせる
防災対策において、「寒さ対策」が重要です。
「暑い」よりも「寒い」ほうがエネルギーを使いますので、体力が奪われてしまいます。
それに寒い中で過ごすのは大変ではないですか?
日常生活においても、寒い中で過ごすのは辛いものがありますよね。
体力低下は体調不良の原因になります。
寒さに耐える状態が続いてしまうと、最悪命にも関わってしまうので、寒い冬が訪れる前に「寒さ対策」をした防災グッズを備えてください。
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